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- 自分に合うDAWの見つけ方は?
- 無料と有料どちらがいいの?
- DTMソフトはどう学ぶのが効率的?
ソフト選びは、音楽制作を始めたい人の多くが最初にぶつかる壁の1つです。
現代のDTMには数多くのDAWが存在し、「結局どれを選べばいいのか分からない」と迷ってしまう人が後を絶ちません。
この記事では、DTM歴15年の筆者が、
- ソフトを選ぶ前に知るべき基準
- 主要ソフトの特徴・比較
- 無料で試せるソフト
- ソフトの効率的な学び方
を専門的に整理して解説していきます。
DTMを始めたい方はもちろん、DTMをどう学んでいったらいいか悩んでいる方にも役立つ、ソフト選びの完全ガイドです。
【DTMに必要な機材や始め方についてはこちら】
・【DTMの始め方】最短1曲完成!初心者向け手順と機材を解説
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講座を無料で受け取るDTMソフト(DAW)とは?

DTMソフト(Digital Audio Workstation)は、パソコン上で音楽制作を完結させるためのツールです。
音楽を作るうえで必要なすべての工程をひとつの環境で行うことができます。
たとえば、
- ボーカルやギターの録音
- ドラムやシンセの打ち込み
- 音量やエフェクトの調整 など
一連の流れを全て行うことができます。
イメージとしては、
作曲家の作業スタジオをパソコンの中に再現するソフトウェア
といった感じです。
DAWのおかげで、スタジオを借りずに自宅で本格的な音楽制作が可能になります。
DTMソフトは、音楽制作全体の中心です。
機材や知識よりもまず、「どんなソフトを使うか」が、制作スタイルや効率、さらには作品の完成度にも大きく影響します。
【DTMの始め方の全体像についてはこちら】
・【DTMの始め方】最短1曲完成!初心者向け手順と機材を解説
ソフト選びで知るべき3つの基準

DTMソフトを選ぶ際にはまず、自分に合った「目的と環境」を明確にすることが重要です。
ここでは、どのソフトを選ぶかを判断するための3つの基準を整理します。
目的
録音メインなのか、ビート制作メインなのか、もしくはライブメインなのか。
DTMソフトはどんな音楽を作りたいかによって最適なものが変わります。
たとえば、
| 作曲の目的 | 得意な機能・特徴 | 代表的なおすすめソフト |
|---|---|---|
| メロディ・コード作り中心 | MIDI入力やスコア表示に優れ、コードトラックなど作曲を助ける機能が充実している。 | Logic Pro、Cubase |
| 録音中心 (弾き語り・バンドなど) |
オーディオ編集やミキシング機能に強く、プラグインの安定性や業界標準の実績がある。 | Pro Tools、Studio One |
| ビート制作中心 | ループベースで直感的に作れる機能や、強力な内蔵シンセサイザー、エフェクトを持つ。 | Ableton Live、FL Studio |
| ライブ演奏・配信中心 | リアルタイムでの操作や、シーケンスの切り替えなどの機能を持つ。 | Ableton Live |
予算
DTMソフトは無料から10万円近いものまで幅があります。
価格帯ごとの特徴を理解しておくと、無駄な出費を防げます。
| 価格帯 | 主な特徴とメリット |
|---|---|
| 無料版・体験版 |
|
| 通常版 (1万〜数万円) |
|
| フル版・プロ仕様 (数万円~) |
|
最初から高価なソフトを買う必要はなく、「将来的に使いこなせそうか」を基準に選ぶのがポイントです。
対応OS・動作環境
見落としがちな点ですが、動作環境は非常に重要です。
Mac専用のソフト(Logic Proなど)もあり、OS非対応だと動作しません。
また、ソフトごとにCPU・メモリ・ストレージの推奨条件が異なるため、購入前に必ず確認しておきましょう。
スペック不足のPCではノイズや遅延が発生することもあるため、安定して動作する環境を整えることが必要です。
【DTMの失敗を避けるために、こちらの記事も参考にしてください】
・【DTM作曲やめとけ!?】初心者によくある挫折理由3選と成功する5ステップを解説
人気DTMソフト比較(2025年最新)

主なDTMソフトについてまとめてみます。
人気DTMソフト比較表
| ソフト名 | 特徴 | 向いているユーザー | 対応OS | 価格帯 |
|---|---|---|---|---|
| Logic Pro | Mac専用 高コスパ・内蔵音源が豊富 |
Macユーザー全般 | Mac | 30,000円 |
| Cubase | オールマイティ 多機能・高精度なMIDI編集 |
初心者〜プロまで 作曲家・編曲家 |
Win / Mac | 13,200円~ |
| Studio One | 操作が軽快 UIが直感的 |
初心者 弾き語り・バンド録音派 |
Win / Mac | 28,000円 |
| Ableton Live | ライブ性能 即興性に優れる |
DJ・ライブ志向の人 即興・電子音楽 |
Win / Mac | 11,800円~ |
| FL Studio | ループ制作が得意 | EDM・ヒップホップ系 | Win / Mac | 15,600円~ |
それぞれに強みや向き・不向きがあり、どれを選ぶかで制作スタイルも大きく変わります。
ここでは、世界的にプロ・アマ問わず使われている代表的な5つのソフトについて、特徴を比較して解説していきます。
Logic Pro
・メーカー:Apple(公式サイト)
Apple純正のDAWで、Macユーザーには圧倒的なコスパ。
付属音源・エフェクトが充実しており、買ってすぐにプロクオリティの制作が可能です。
向いている人
- ・Macを使っている人
- ・作曲からミックスまで一通り自分で完結させたい人
注意点
- ・Mac専用のため、Windowsでは使用不可
【料金体系】
| ソフト名 | Logic Pro |
|---|---|
| 無料版 (GarageBand) |
無料 |
| 有料版 | 30,000円 |
Cubase
・メーカー:Steinberg(公式サイト)
作曲・打ち込み・録音・ミックスのすべてを高水準でこなす万能型のソフト。
MIDI編集機能が非常に優れており、作曲家や編曲家の定番DAWです。
向いている人
- ・幅広いジャンルを制作したい人
- ・楽曲構成を理論的に組み立てたい人
注意点
- ・多機能ゆえ操作がやや複雑
- ・慣れるまで時間がかかることも
【料金体系】
| ソフト名 | Cubase |
|---|---|
| 体験版 | 無料 |
| 下位グレード |
Elements 13,200円 |
| 中位グレード |
Artist 39,600円 |
| 上位グレード |
Pro 69,300円 |
Studio One
・メーカー:PreSonus(公式サイト)
直感的な操作で扱いやすく、録音やミックスに強いDAWです。
初心者にも優しい操作性が特徴です。
向いている人
- ・歌や楽器の録音を中心に制作したい人
- ・シンプルな操作性を求める人
注意点
- ・細かい編集機能は少なめ
【料金体系】
| ソフト名 | Studio One |
|---|---|
| 体験版 | 無料 |
| 有料版 | 28,000円 |
Ableton Live
・メーカー:Ableton(公式サイト)
ライブ演奏・DJ・即興制作と相性がいいです。
シーケンサーの自由度が高く、世界中のエレクトロ系アーティストに人気です。
向いている人
- ・ライブパフォーマンスに使いたい人
- ・即興的な曲作りをしたい人
注意点
- ・慣れるまで独特の操作体系に戸惑うことも
【料金体系】
| ソフト名 | Ableton Live |
|---|---|
| 体験版 | 無料 |
| 下位グレード |
Intro 11,800円 |
| 中位グレード |
Standard 52,800円 |
| 上位グレード |
Suite 84,800円 |
FL Studio
・メーカー:Image-Line(公式サイト)
感覚的にビートを組めるソフトで、HipHopやEDM系クリエイターに圧倒的人気です。
ループ系の作曲に強く、インスピレーションをそのまま形にしやすいのも特徴です。
向いている人
- ・リズム主体のトラック制作をしたい人
- ・EDM・Lo-Fi・Trapなどを作りたい人
注意点
- ・アナログなスタイルには不向きな場合も
【料金体系】
| ソフト名 | FL Studio |
|---|---|
| 体験版 | 無料 |
| 下位グレード |
Fruity 15,600円 |
| 中位グレード |
Producer 36,200円 |
| 上位グレード |
Signature 50,400円 |
| 最上位グレード |
All Plugins 85,200円 |
どのソフトにも明確な個性があるため、まずは「自分の制作の目的」を軸に比較することがポイントです。
気になるソフトが決まったら、体験版を試して操作感を確かめるのがおすすめです。
無料・体験版おすすめDTMソフト

いきなり有料ソフトを購入するのはハードルが高いと感じる人も多いでしょう。
そこでまず試してほしいのが、無料版や体験版が用意されているDTMソフトです。
機能制限はありますが、操作感をつかむには十分です。
以下に5つの無料・体験版のDTMソフトを紹介します。
無料・体験版DTMソフト一覧表
| ソフト名 | 特徴・強み | 対応OS | 注意点・制限 |
|---|---|---|---|
| GarageBand | 制限なく完全無料 | Mac | Apple製品専用 (iPhone・iPadも可) |
| Cubase | オールマイティな対応力 | Win / Mac | 60日間の無料体験 |
| Studio One | 操作が直感的で簡単 | Win / Mac | 30日間の無料体験 |
| Ableton Live | エレクトロ系の制作が得意 | Win / Mac | 30日間の無料体験 |
| FL Studio (Trial) |
EDM・ヒップホップ制作に最適 | Win / Mac | 保存後の再編集不可 |
GarageBand
Apple純正の無料DTMソフト。直感的に使えるインターフェースで、Logic Proの入門版としても最適です。
ピアノロール・ドラムパターン・オーディオ録音が簡単に行え、初心者が「曲を完成させる体験」を得やすい設計になっています。
Cubase
Cubaseの体験版で、高精度なMIDI編集機能や、プロレベルの多彩な機能を試すことができます。
Studio One
Studio Oneの体験版です。
操作で直感的に扱える操作性で、音質も良好です。
Ableton Live
Ableton Liveの体験版で、ループベースでの制作を試すには最適です。
ライブ志向の人にもおすすめです。
FL Studio(Trial)
ループ制作が得意なFL Studioの体験版です。
保存は可能ですが、再度開くことができない制限があるため、試用目的におすすめ。
無料・体験版の目的は「自分に合う操作感」を知ることです。
音質よりもまず、作業のしやすさ・インターフェースの直感性を重視して試してみましょう。
気に入ったソフトが見つかったら、有料版へのステップアップを検討するのが自然な流れです。
ソフト選びの注意とよくある失敗

DTMソフトは、選び方を間違えると、
- 思った通りに動かない
- 使いにくくて挫折した
といったトラブルにつながります。
ここでは、よくある失敗例と注意点を紹介します。
目的と違うソフト
「人気があるから」「有名アーティストが使っているから」という理由だけで選ぶのは危険です。
自分の音楽の目的に合ったソフトを選ぶことが重要です。
たとえばバンドでの録音メインの人が、打ち込み系に強いソフトを選んでも、オーディオ編集機能が弱くて不便な場合があります。
⇨まずは、打ち込み・録音・配信など、
「自分は何がしたいか」を明確に選ぶ
Mac専用ソフト(Logic Proなど)をWindowsで使えないのはもちろん、PCスペックが足りないと動作が不安定になります。
特にCPU性能やメモリ容量が不足していると、録音中に音が途切れたりうまく再生できない危険性があります。
⇨購入前に必ず、
「動作環境(推奨スペック)」を確認
体験版を試さない
ソフトによって、操作性は異なります。
体験版を試さずに購入すると、「思っていた操作感と違った」と後悔するケースが多いです。
⇨まずは無料版や体験版を触ってみる
UIや操作の感覚が自分に合うかを確かめる
値段だけで判断する
高ければ良い、安ければダメということはありません。
初心者がプロ仕様のソフトを買っても、機能を使いこなせず挫折してしまうことがあります。
逆に、無料ソフトでも十分に音楽制作は可能です。
⇨価格よりも、
「自分の目的と使いやすさ」を優先
情報が少ないソフト
国内ユーザーが少ないDAWは、使い方やトラブル解決情報が見つかりにくい傾向があります。
特に初心者の場合は、日本語解説が豊富なソフトを選んだ方が安心です。
⇨ネット上に、
解説記事やチュートリアルが多いを選ぶ
環境づくりをしない
DTMソフトはインストールするだけでなく、オーディオインターフェイスやプラグインなど、周辺機器の設定も必要です。
環境づくりを適当にすると「音が出ない」「録音できない」といった初期トラブルが起こります。
⇨導入ガイド記事や公式マニュアルなど
を参考に環境作りを行う
【DTMの環境づくりについてはこちらの記事で詳しく解説しています】
・【DTMの始め方】最短1曲完成!初心者向け手順と機材を解説
ソフト選びの注意点を押さえておけば、購入後のミスマッチやストレスを大幅に減らすことができます。
DTMはツール選びで9割が決まるとも言われます。
自分にとって、ストレスの少ないソフトを基準に選ぶのがポイントです。
DTMソフトおすすめ学習法

残念ながら、DTMソフトをインストールしただけでは、曲を作れるようにはなりません。
多くの人が「最初の一曲を完成させられずに終わる」理由は、ソフトの使い方を体系的に学んでいないからです。
ここでは、ソフトを「使える」ようになるための、おすすめの学習法について解説します。
独学 or 教室?
DTMソフトを学ぶ方法は主に、独学と教室の2つに分かれます。
独学のメリットは自由度の高さですが、最初の設定や操作の壁で挫折しやすいのも事実です。
【DTM独学のメリット・デメリットについて、こちらの記事で解説しています】
・【DTM独学は可能?】挫折する前に知りたい最短上達の秘訣とは!
一方、教室やオンライン講座を利用すれば、プロのサポートを受けながら短期間で基礎を固めることができます。
【教室選びに迷う場合は、こちらの記事を参考にしてください】
・DTM歴15年が体験レビュー!初心者におすすめのDTM教室5選〜選び方のポイントとは?
筆者おすすめの学習ステップ
初心者の方におすすめのステップアップ方法は、次の3段階です。
- 無料ソフトで「まずは1曲完成」
- 有料ソフトをへステップアップ
- 教室で体系的に学ぶ
まずは1曲作ってみる
最初の段階では、色々と知識を詰め込むよりも、まずDTMソフトを触ってみることが重要です。
DTMソフトは膨大な機能が備わっているので、全て把握してから作り始める、ということはほぼ不可能です。
作りながら、やりたいことや必要な機能が出てきたら調べる、というやり方が最も効率的です。
この記事で紹介した無料のソフトから1つ選んで、まずは作り始めてみましょう。
【最初の1曲を完成させる方法については、こちらの記事をご覧ください】
・【DTMの始め方】最短1曲完成!初心者向け手順と機材を解説
有料ソフトを導入
まず作ってみて感覚を掴むと、自分に必要な機能や足りていない技術・知識などが何となく見えてきます。
有料ソフトは、自分に足りない技術や知識をサポートして、制作を助けてくれる機能が備わっているものが多くあります。
どのソフトが自分に合っているか、足りない部分を補って必要な機能を提供してくれるか、などを基準に有料ソフトを検討してみてください。
教室で体系的に学ぶ
DTMソフトを導入し、何曲か制作を経験すると、自分に足りないスキルがより明確になってきます。
例えば、
- ミックスがうまくいかない
- 音作りがマンネリ化する
- ソフトの操作に行き詰まる、などなど
このような状況は、独学での限界を示しています。
ソフトの機能だけでは解決できない「プロの技術」が不足している状態です。
自己流での制作を続けると、非効率な方法に時間を費やしたり、間違った知識や癖がついてしまったりするリスクがあります。
最も効率的かつ確実にスキルアップするには、プロの講師から体系的に学ぶのが最短のルートです。
DTM教室では、単なるソフトの操作方法ではなく、以下のような内容を手に入れることができます。
- 制作スキル全般
音楽理論・アレンジ・ミックスなど - 高度なソフトの機能
プロが使うテクニックや時短方法など - モチベーション維持
講師や仲間がいることで制作意欲を継続
もし独学で学ぶのが難しい!と感じたら、迷わずプロの助けを借りるようにしてください。
DTMソフトは、あくまで道具にすぎません。
重要なのは、それを使って音楽を形にするスキルをどう磨くかです。
「最短で成果を出したい」「どう進めたらいいかわからない」という方は、ステップアップの3段階をぜひ試してみてください。
まとめ
この記事では、DTMソフト(DAW)の選び方について、目的別の選び方や主要なソフトの比較を行いました。
ソフト選びで失敗しないための鍵は、次の3点です。
- 予算と目的に合ったものを選ぶ
- 動作環境を確認する
- 無料版・体験版を試す
【DTMソフトを活かすための次のステップ】
どんなに高機能なソフトを選んだとしても、それを使いこなすための知識と技術がなければ、あなたの楽曲を理想の形にすることはできません。
DTMソフトの導入は、あくまで制作活動のスタートラインです。
もし、あなたが「無料ソフトで1曲完成」のステップを終え、有料ソフトを導入した後も、なかなかスキルアップの壁を越えられないと感じているなら、ぜひDTM教室での体系的な学習を検討してみてください。
プロの指導のもとで、ソフトの操作方法、音楽理論、アレンジ、ミックスといった普遍的な制作スキルを身につけることが、遠回りに見えて最も確実な上達への近道です。
⬆️DTM歴15年の筆者が実際に体験した、初心者におすすめのDTM教室について、選び方のポイントや詳細な体験レビューで徹底解説しています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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