前回の記事では、働きながら音楽活動をするときに役立つ本をご紹介しました。
こちらの記事では、音楽活動の考え方や行動についての本を中心にご紹介しましたが、音楽のスキル向上に役立つ本は紹介していませんでした。
今回の記事では、音楽スキルに関係する本に絞ってご紹介していきたいと思います。
音楽スキルのカテゴリー別に7つの本をご紹介します。
カテゴリーとオススメの本は以下の通り。
音楽スキル①:メロディ
・一発で記憶に残る曲を作る! 「9つのルール」: 割田 康彦
音楽スキル②:作詞
・15秒作詞入門:野口 義修
音楽スキル③:コード進行(音楽理論入門)
・決定版 音楽理論ワークブック ポピュラー音楽を完全理解:北川 祐
音楽スキル④:アレンジ
・コード&メロディで理解する 実践!やさしく学べるポピュラー対位法 :彦坂 恭人
音楽スキル⑤:ジャンル
・大衆音楽史―ジャズ、ロックからヒップ・ホップまで :森 正人
音楽スキル⑥:イヤートレーニング
・大人のための音感トレーニング本 音楽理論で「才能」の壁を越える!:友寄 隆哉
音楽スキル⑦:発想法
・「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考 :末永 幸歩
今回も、15年以上音楽活動をしてきた筆者が実際に読んで行動して、役に立った!と感じたものだけを紹介しています。
少しでも皆さんの音楽活動の助けになれば嬉しいです。
このブログでは、約15年の作曲活動でゲーム音楽などへの楽曲提供も行ってきた、
シンガーソングライターのSRM.が、これまでの活動の経験をもとに、
作曲や音楽活動の悩みを解決するのに役立つ知識や情報を発信しています。
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目次
メロディを考えるときに役立つ本

メロディを作るというとインスピレーションや直感が大切と思われがちです。
しかし、いいメロディの作り方というのはいくつかの型が存在します。
①一発で記憶に残る曲を作る! 「9つのルール」: 割田 康彦
メロディの考え方をわかりやすく紹介してくれているのが、「一発で記憶に残る曲を作る! 「9つのルール」」です。
今までメロディを直感で作っていた人は、この本を読むと論理的にメロディ作り上げることができるようになると思います。
また、いいメロディがなんなのかわからないという人も、この本を読むといいメロディの定義が理解できるようになると思います。
【メロディの作り方については、こちらの記事でも詳しく説明しています。】
作詞をするのに役立つ本

②15秒作詞入門:野口 義修
作詞について、1単語から1フレーズ、1セクションへ広げていく方法を説明してくれています。
タイトルの15秒というのは、耳に残る曲のフレーズはだいたい15秒くらいに収まる、という筆者の考察からきています。
読み進めると、確かに納得!という気持ちにさせてくれます。
ちなみに同シリーズとして、「15秒作曲入門」という本も発行されています。
こちらは、同じコンセプトでメロディについて説明してくれています。
【作詞については、こちらの記事でも詳しく説明しています。】
コード進行を考えるときに役立つ本(音楽理論入門)

コード進行を考えるときは、音楽理論を理解していると圧倒的に有利です。
基本的な理論を理解しているだけでも、楽曲にグッと説得力が増します。
③決定版 音楽理論ワークブック ポピュラー音楽を完全理解:北川 祐
「決定版 音楽理論ワークブック ポピュラー音楽を完全理解」は音楽理論の入門にぴったりの内容です。
音楽理論の基本がすっきりとまとめられているので、まずはこの本をひと通り理解するとコード進行を考えるのが俄然楽しくなると思います。
ちなみに、このブログでも初心者向け音楽理論の記事があるのでこちらも合わせて読んでもらえると嬉しいです。
また、こちらの公式LINEアカウントでは、音楽理論の基礎をより丁寧に解説した無料のメール講座をプレゼントしているので、興味があれば登録してみてください。
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【音楽理論入門については、こちらの記事で詳しく説明しています。】
アレンジをするときに役立つ本

アレンジをするときは、各楽器が演奏するフレーズを全て考えたうえで、各楽器のフレーズの組み合わせがしっかり調和しているかを考える必要があります。
各フレーズの調和を考えるために欠かせないのが、対位法という考え方です。
④コード&メロディで理解する 実践!やさしく学べるポピュラー対位法 :彦坂 恭人
「コード&メロディで理解する 実践!やさしく学べるポピュラー対位法 」は、難しいと思われがちな対位法の考え方を初心者でもわかりやすく説明してくれています。
この本で対位法の基礎をしっかり学べば、どんなアレンジにも通用するフレーズ発想力が身につくと思います。
【楽曲のアレンジについては、こちらの記事でも詳しく説明しています。】
音楽ジャンルの幅を広げるときに役立つ本

音楽のジャンルを知る手っ取り早い方法は、音楽の歴史を勉強することです。
その時代ごとにさまざまな場所でさまざまな音楽ジャンルが考えだされてきました。
特にポピュラー音楽については、アメリカの音楽の歴史を知ることでそのほとんどが網羅できます。
⑤大衆音楽史―ジャズ、ロックからヒップ・ホップまで :森 正人
「大衆音楽史―ジャズ、ロックからヒップ・ホップまで 」はアメリカとヨーロッパを中心に音楽ジャンルの歴史を詳しく解説してくれています。
ちなみに同じ出版社で「西洋音楽史「クラシック」の黄昏」という本があります。
こちらはクラシック音楽の歴史を詳しく解説してくれており、「大衆音楽史―ジャズ、ロックからヒップ・ホップまで 」と合わせて読むとジャンルについての理解がより深まります。
【音楽ジャンルについては、こちらの記事でも詳しく説明しています。】
イヤートレーニングをするときに役立つ本

イヤートレーニングとは、音を聴き分ける練習のこと。
音楽を聴いただけで、音階やコード進行がわかる能力を育てる訓練のことです。
この能力が上がると曲を分析する力が上がり、ヒット曲の音楽的な要素を自分の曲へ取り入れられるようになったり、自分の曲を分析して違和感のあるところをブラッシュアップさせることができるようになったります。
⑥大人のための音感トレーニング本 音楽理論で「才能」の壁を越える!:友寄 隆哉
「大人のための音感トレーニング本 音楽理論で「才能」の壁を越える!」はイヤートレーニングの方法について詳細に説明してくれており、音声データも付属しているので実際の練習にも役立ちます。
【イヤートレーニングについては、こちらの記事でも詳しく説明しています。】
発想を深めるときに役立つ本

音楽を創り出す活動の根幹は、ミュージシャンが何を表現したいか、ということです。
ミュージシャンが表現力や発想力を磨くためには、アーティスッティックなものの見方を常日頃から鍛える必要があります。
⑥「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考 :末永 幸歩
「「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考 」はアート思考の養い方について、ワークを通してわかりやすく説明してくれています。
この本では絵画を題材にしていますが、考え方は音楽にも通じるものなので、ミュージシャンも大いに勉強になる1冊だと思います。
発想法については、こちらの記事でも詳しく説明しています。】
まとめ
以上、7つのカテゴリー別に音楽スキルに役立つ7つのオススメ本を紹介しました。
音楽スキル①:メロディ
・一発で記憶に残る曲を作る! 「9つのルール」: 割田 康彦
音楽スキル②:作詞
・15秒作詞入門:野口 義修
音楽スキル③:コード進行(音楽理論入門)
・決定版 音楽理論ワークブック ポピュラー音楽を完全理解:北川 祐
音楽スキル④:アレンジ
・コード&メロディで理解する 実践!やさしく学べるポピュラー対位法 :彦坂 恭人
音楽スキル⑤:ジャンル
・大衆音楽史―ジャズ、ロックからヒップ・ホップまで :森 正人
音楽スキル⑥:イヤートレーニング
・大人のための音感トレーニング本 音楽理論で「才能」の壁を越える!:友寄 隆哉
音楽スキル⑦:発想法
・「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考 :末永 幸歩
あなたの活動をに少しでも役立てば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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