カテゴリー別記事まとめ(←横へスクロール)

メロディでジャンル感を表現する方法

オリジナル曲をつくるとき、ジャンル感の選択はとても重要です。

ロックっぽい曲にするのか、フォークソングにするのか、それともダンスミュージックか、などなど。

ジャンル感はその曲の印象やイメージに大きな影響を与えます。

ジャンル感を表現するときは、リズムや使われる楽器を工夫することが多いです。

では、メロディでジャンル感を表現するにはどうしたらいいでしょうか。

今回の記事ではメロディでのジャンル感の表現について、具体例も出しながら書いてみたと思います。

ジャンル感はスケール選択


メロディでジャンルを表現するには、スケールの選択が重要になります。

スケールとは音階のこと。

その音階に何の音が入っているかで、様々なスケールの種類ができます。

例えばもっとも有名なのは、ドレミファソラシド〜♪という音階です。

これには名前がついていて、ダイアトニックスケールといいます。

ドレミファソラシドの中の音をほかの音に入れ替えると、ほかのスケールができます。

例えばシを♭させて、ドレミファソラシ♭ドというスケールに変えると、これはミクソリディアンスケールという名前のスケールになります。

メロディを書くときに、目指すジャンルでよく使われるスケールの音を使って書くことで、ジャンル感を表現することができます。

具体的な例でいくつかみてみましょう。

※ ここからはわかりやすいように、全てキーがCの場合でスケール音を表示していきます。

ブラックミュージック系


ブラックミュージック全般でよく使われるのが、ドリアンスケールです。

スケール音は、ドレミ♭ファソラシ♭ド。

先ほどのダイアトニックスケールと比べて、ミとシがフラットしています。

ソウルやダンスミュージックなどで多用され、ブラックミュージックの匂いを醸し出すのに最適です。

また、ブラックミュージックの源流にあるブルースでは、ブルーススケールを使うのが基本です。

基本的なスケール音は、ドミ♭ファソ♭ソシ♭ド。

フラットの付いた音はいわゆるブルーノートと呼ばれ、メロディに織り交ぜるとブルースのそこはかとない憂いを表現できます。

ロック系・フォーク系


ロックでよく使われるスケールといえば、エオリアンスケールです。
特にブリティシュロック系で多用されます。

スケール音は、ドレミ♭ファソラ♭シ♭ド。

ラ♭の切ない響きが、泣きのロックの絶妙なアクセントになります。

フォーク系は、アイオニアンスケールを使うといいです。

アイオニアンスケールのスケール音はダイアトニックスケールと全く同じです。

最もストレートなスケールで、フォークの素朴な感じにフィットします。

ワールドミュージック系


ワールドミュージックには、その地域の音楽ごとに様々なスケールが使われているので、例をあげるとキリがありません。

ほんの一部ですが書いてみます。

スパニッシュ

まずはスパニッシュミュージック。
フリジアンスケールがフィットします。

スケール音は、ドレ♭ミ♭ファソラ♭シ♭ド。

レ♭の音が、なんともいえない緊張感を感じさせます。

フリジアンスケールにミを加えて、ドレ♭ミ♭ミファソラ♭シ♭ドとするとさらにスパニッシュっぽくなります。

このスケールの名前は、スパニッシュフリジアンスケールといいます。 

まさにスパニッシュのためのスケール!といった感じです。

ブラジリアン

次にブラジリアンミュージック。
こちらは、リディアンスケールを使うといいと思います。

スケール音は、ドレミファ#ソラシド。

ストレートなアイオニアンスケールから、さらにファをシャープさせることによって、より明るい印象のスケールになります。

サンバやボサノバなど、南米の陽気な雰囲気にぴったりのスケールです。

日本

日本のスケールも少し書いてみます。

まずは演歌などでよく使われる、ヨナぬき音階。
スケール音は、ドレミ♭ソラ♭ド。

ミ♭とソ、ラ♭とドの間がそれぞれ2音も空いているスケールです。

この飛び飛びの感じが、なんとも和風な雰囲気を感じます。

次に琉球音階。
沖縄特有の音階で、まさに沖縄〜!という感じが一発で出せるスケールです。

スケール音は、ドミファソシド。

この音階をそのまま弾いただけで、もう三線の音色が聴こえてきますね笑

ポップスはペンタ


といったわけで今回は、ジャンル感とスケールについて書いてみました。

メロディを書くときにスケールをうまく使い分けることができれば、ジャンル感の調整がよりスムーズになると思います。

最後に、ポップスを書くときはどうしたらいいのか、について少し。

ポップスというジャンルは、存在するようで存在しないような不思議なジャンルです。

ポップスの定型リズムも定番楽器も、これというものはありません。

ポップスとは、そのときその時代の最新の音楽、と捉えるのがいいと思います。

いろんな要素を飲み込んで新しく現れた音楽の総称がポップスです。

なので、メロディに使うスケールのおすすめは、ずばりぺンタトニックスケールです。

スケール音は、ドレミソラド。

ダイアトニックスケールよりさらにストレートで、いちばんジャンル感を感じさせないスケールです。

新しい音楽には、ある意味で無機質な、どんな方向性にも対応できるペンタトニックのスケールがおすすめです。

以上、参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


初心者向けの音楽理論メール講座(無料)を配信中!


関連記事

  1. 初心者が作曲するときに落ち入りがちな2つの落とし穴

  2. メロディの記事まとめ

  3. ペンタトニックスケールでメロディを書くといい3つの理由

  4. 【作曲初心者あるある】メロディがカッコよくならない7つの理由とその対処法

  5. 【初心者必見】メロディを上手く書くには度数の使い分けを考えよう!

  6. 【曲作りに役立つ】なるべく簡単なメロディでいい曲を作るための方法

  7. 【感覚に頼らなくてOK!】5ステップでメロディにハモりを付ける方法〜ハモりを上手く歌う3つの方法につ…

  8. 【いいメロディとは歌えるメロディのことだ】耳に残るメロディを作るときに注意すべき4つのこと

無料の音楽理論メール講座を配信中!

管理人SRM.のプロフィール

シンガーソングライター/音楽活動歴約15年

メジャーレーベル歌手のレコーディング参加や大人気太鼓系ゲームへの楽曲提供あり。

作曲テクニックや音楽理論、音楽活動の悩みを楽にするテクニックについて発信しています。

  YouTube.

詳しいプロフィールはこちら

SRM.の音楽活動についてはこちら!

人気記事

PAGE TOP