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作詞と作曲はどっちが先がいいのか【初心者にオススメの方法とは】

  • 曲を作る順番がわからない
  • 作詞と作曲どっちが先の方が作りやすいか知りたい

作詞と作曲どっちが先かというのは曲を作る際のよくある疑問です。
しかし、明確な理由を持って順番を決めている人は少ないように思います。

曲作りにはたくさんのプロセスが必要です。

歌詞とメロディという曲の基本部分を作る順番を間違えてしまうと、曲の完成までに無駄な労力を費やしてしまう危険があります。

筆者は25年以上作曲活動を続けている中でゲーム音楽等への楽曲提供などの経験から、作詞作曲の順番をどう考えればいいのか色々と考察してきました。

そんな筆者の経験から、この記事では作詞と作曲の順番の考え方や、作詞を先にする場合と作曲を先にする場合それぞれのメリット・デメリット、実際に取り組む際の注意点について解説します。

また初心者にオススメの順番とその理由についても説明します。
最後に作詞・作曲以外の要素から作り始める、曲作りの方法についても紹介します。

この記事を読むことで、曲を作る際の適切な順番と注意点がわかるようになります。
また、いろんな曲の作り方を知ることができます。

自分に合った作り方で曲作りに取り組めるようになると、楽曲のクオリティアップにつながるだけでなく、無駄に悩む時間を減らせるので曲作りの効率化や時短の効果が期待できます。

結論として作詞と作曲どっちが先かという疑問については、「テーマによって決める」というのが回答になります。

また初心者にオススメの順番は「作詞→作曲」の順です。
詳細については、本文で説明していきます。

【曲作りのクオリティを上げたい方は、是非こちらの記事も参考にしてみてください】
【やってはいけない!】初心者が作詞でやりがちな失敗10選とその対処法
【作曲のやり方】初心者に最適な手順7ステップを解説!

このブログでは、約15年の作曲活動でゲーム音楽などへの楽曲提供も行ってきた、
シンガーソングライターのSRM.が、これまでの活動の経験をもとに、
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作詞と作曲どっちが先が正解?

作詞と作曲どっちを先に作るかは、テーマをどうやって伝えたいかによって使い分けるのが正解です。
テーマとは、その曲でリスナーに伝えたいことや感じて欲しい内容のことです。

テーマは具体的な言葉で表されることもあれば、曲を聴いてこんな気持ちになって欲しいという印象や感情である場合もあります。

曲のテーマが言葉としてはっきり決まっている場合、歌詞を中心にテーマを表現する方がリスナーに伝わりやすくなります。
その場合は、作詞→作曲の順に取り組むことになります。

メロディから受ける印象や雰囲気から、リスナーに何らかの感情を抱いて欲しいという場合もあります。
その場合は、作曲→作詞の順で取り組むのが正解です。

作詞→作曲の順で曲を作ることを「詩先」といいます。
逆に作曲→作詞で曲を作ることを「曲先」といったりします。

詩先か曲先かは「常に詩先(または曲先)が正解!」というようなものでなく、表現の中心に据えたい方はどちらなのかを考えることで決まってくるのです。

なので歌詞でもメロディでもなく、コード進行でテーマを表現したいとかトラック(主にHIP HOPなどでラップをするための伴奏)の表現を中心にしたいという場合もあり得ます。

この場合は最初に取り組むのが、コード進行であったりトラック作りであってもOKということになります。
作詞や作曲以外から曲を作り始める方法については、後ほど説明します。

詩先・曲先のメリット・デメリット

詩先・曲先それぞれのメリットとデメリットをみていきたいと思います。

詩先・曲先のメリット


まず詩先のメリットは、使いたい言葉を音数を気にせず使えることです。

メロディがない状態で歌詞を作るので、使いたい言葉を使って自由に文字数を決めることができます。
そのため、テーマを表現するのに1番適切な言葉を制限なく選んで作詞を進めることができます。

次に曲先のメリットは、メロディの繰り返しやリズムの様式を整えやすいことです。

ほとんどの曲のメロディは、1番・2番などの繰り返し構造があります。
1番のAメロと2番のAメロは基本的に同じ音数・リズム・音程で作られています。

またAメロの中でも短いフレーズを繰り返して1つのメロディを作ったりすることが多くあります。

歌詞がない状態でメロディを作る場合、繰り返し部分を言葉の文字数やイントネーションの制限なく作ることができます。

表現したいメロディを変更することなくそのまま使うことができるので、テーマを表現するのに1番適したメロディを作ることができます。

詩先・曲先のデメリット


詩先・曲先のデメリットは、それぞれメリットの逆になります。

詩先のデメリットは、メロディの繰り返しやリズムの様式を整えるのが大変ということです。

歌詞を決めた後にメロディの繰り返しを作ろうとすると、文字数や意味の切れ目などの関係でどうしても上手く繰り返しにできない部分が出てきます。

この場合繰り返しを諦めてメロディを変形させるか、繰り返しを優先して歌詞の言葉を言い換えるか選ぶことになります。

次に曲先のデメリットは、言葉の文字数調整や言い換えが必要になることです。

メロディを最初に作ると、繰り返しの部分をしっかり固めることができます。
そこへ歌詞をつけるとき、繰り返し部分の音数にピッタリ合うように単語の文字数を考えながら作詞をしなければいけなくなります。

歌詞は意味がしっかり決まっている「言葉」というピースを使って作っていきます。

そのため曲先での作詞は、前後関係や意味のつながりを考えつつメロディに合うように言葉を選んでいくという難しい作業をすることになります。

初心者向けの曲作りの順番

それぞれのデメリットをみるとわかる通り、作詞と作曲どっちを先にするとしても後から作る方の調整が大変になります。

このことを考えると、初心者にオススメの曲作りの順番は「作詞→作曲」の詩先になります。

先ほど説明した通り、詩先では歌詞に使う言葉を文字数などを考えずに自由に決めることができます。
さらに歌詞の音数や内容の盛り上がりをガイドにできるので、メロディを考えやすくなるというメリットもあります。

もちろん最初に説明した通りテーマを表現する方向性によって曲先がいい場合もありますが、初心者の方で「どっちを先にしたらいいか全くわからない」という方は参考にしていただければと思います。

【曲づくりの順番については、こちらの記事で詳しく説明しています】
【作曲のやり方】初心者に最適な手順7ステップを解説!

詩先・曲先での作曲の注意点

詩先・曲先それぞれで曲を作り際の注意点をいくつか説明します。

詩先の注意点


詩先の場合は曲の構成・繰り返しを意識して作詞しておくと、全体の作業がスムーズになります。

メロディを作ることを考えると、作文のようにダラダラと長く続く文章をなるべく避けて簡潔な言い回しを心がけましょう。

その際は曲の構成を頭に入れながら、各セクションの文字数を合わせることを意識して言葉を選んでいきましょう。

もし使いたい言葉の文字数が合わないときは、無理にその言葉を使わずに言い換えを考える方が全体的なクオリティが上がりやすいです。

言い換えは結構必要になる作業なので、いろいろな言い換えの単語ストックを普段から貯めておくと便利です。

曲先の注意点


曲先の場合は、後から歌詞を考える際の注意点がメインになります。
まずメロディのイントネーションに合った単語を選ぶようにしましょう。

例えば極端な例ですが、すべて下降する音程のメロディに「この橋を」という歌詞をつけてしまうと「この箸を」に聴こえてしまう場合があります。

歌詞の意味がうまく伝わらないことがあるので、なるべく本来の単語のイントネーションとメロディのイントネーションが合うように言葉を選んでいきましょう。

同じく歌詞の意味を正確に伝えるために、なるべくメロディの区切りと単語の区切りを合わせるようにしましょう。

変なところで文章が切れてしまうような歌詞の付け方をすると、リスナーを混乱させてしまいます。

【それぞれの注意点については、下記の記事で詳しく解説しています】
【やってはいけない!】初心者が作詞でやりがちな失敗10選とその対処法

詩先・曲先以外の方法

最後に、詩先と曲先以外の曲作りの方法をいくつかご紹介します。
ご紹介するのは以下の3つです。

  • コード先
  • トラック先
  • 詩曲同時

コード先


コード進行を最初に作るパターンです。
コード進行から受ける印象やそこから生じる感情を曲のテーマの中心にして作るときは、コード先が向いています。

大まかな手順は以下の通りです。

①コード進行を考える
テーマに合うような印象のコード進行をまず最初に考えます。

②歌詞を考える
ここは詩先で作るときと同じように自由に歌詞を考えます。

③コード進行を鳴らしながら歌詞を歌う
コード進行を伴奏にして歌詞にメロディをつけていきます。
最初は直感で歌ってみて後から繰り返の調整などをすると、上手くいきやすいです。

【コード進行について詳しくは、こちらの記事で説明しています】
【作曲に使える】コード進行を考えるための基礎知識と定番進行6パターンをヒット曲とともにご紹介

トラック先


トラックとは、もともとラップの伴奏のためのカラオケのようなものです。
もう少し広く考えて、ボーカル以外の伴奏全般と捉えてもOKです。

トラックのカッコよさでテーマを表現したいときに向いています。
HIP-HOPなどでは多用される方法です。

手順としては、例えば以下のようになります。

①リズムパターンを作る
DAW(コンピューターでの作曲ソフト)やリズムマシンなどでリズムパターンやそこに使う音色を作りこみます。

②コードを乗せる
リズムの雰囲気や音色からインスパイアされたコード進行をリズムパターンに合わせます。

③歌詞を考える
④トラックを鳴らしながら歌詞を歌う
③と④については、コード先と同様です。

詞曲同時


文字通り、歌詞とメロディを同時に考える方法です。
同時とはいっても、実際には歌詞とメロディを交互に紡ぎ出すことが多いです。

手順としては、例えば以下のような感じです。

①キラーワードを決める
キラーワードとは、その曲のテーマを一言で表すような歌詞のフレーズのことです。

【キラーワードについては、こちらの記事を参考にしてください】
【キラーワードを使おう】初心者でも簡単に歌詞を書く方法

②キラーワードにつけるメロディを考える
キラーワードにつける短いメロディを考えます。

③キラーワードの次の歌詞を考える
キラーワードを補強したり説明するような歌詞を考えます。

④短いメロディを追加する
③で考えた歌詞にメロディをつけてキラーワードのメロディに追加します。

②と④のメロディと歌詞が、サビの1行目と2行目になります。
これを倍にすると4行構成のサビが出来上がります。

このやり方だとメロディの繰り返し構造も自然に出来上がります。

⑤シチュエーションの歌詞を考える
シチュエーションとは、サビの内容を説明するような歌詞のことです。

ここにサビと同じ要領で「短いメロディをつける→歌詞を追加→メロディを追加→倍にする」という作業をするとAメロも作ることができます。

必要に応じて同じやり方でBメロなど他のセクションも作っていきます。

以上、詩先と曲先以外の方法をご紹介しました。
実際の作曲ではいろいろなやり方をミックスさせてたり、セクションごとに使い分けたりすることも多いです。

自分に合うスタイルを探してみるのがいいと思います。

まとめ

この記事では、作詞と作曲どっちが先がいいのかについて解説しました。

テーマを表現するためにどちらを中心に据えたいかによって、作詞と作曲どちらを先に作るかを決めるのが効果的です。

初心者の方には「作詞→作曲」の順番をオススメしました。
また詩先と曲先それぞれの方法のメリット・デメリットについては、以下のようになります。


メリットデメリット
詩先自由に言葉を選べるメロディの繰り返し構造の調整が大変
曲先メロディの繰り返し構造を整えやすい言葉の言い換えが大変

詩先・曲先以外の方法としては、以下の3つをご紹介しました。

自分に合った作り方を見つけて、楽曲のクオリティアップに役立ててみていください。

それぞれの作り方について関係する情報は、以下の記事でも解説しています。

【オススメ記事】
【作曲のやり方】初心者に最適な手順7ステップを解説!
【作曲に使える】コード進行を考えるための基礎知識と定番進行6パターンをヒット曲とともにご紹介
【やってはいけない!】初心者が作詞でやりがちな失敗10選とその対処法
初心者向け編曲のやり方9ステップを解説【実際の編曲作業を公開】

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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管理人SRM.のプロフィール

シンガーソングライター/音楽活動歴約15年

メジャーレーベル歌手のレコーディング参加や大人気太鼓系ゲームへの楽曲提供あり。

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