カテゴリー別記事まとめ(←横へスクロール)

【初心者向け】曲作りに役立つ音楽理論:番外編

前回の記事で語りきれなかった、テンション音の♭9th・#9th・♭13thについて、番外編として書いてみます。

やや(というか、かなり笑)初心者向けの範疇を逸脱しておりますが、テンションについて面白いところなので是非、最後まで読んでみて下さい。

テンションの法則


前回、テンション音の条件を下記のように説明しました。

スケール上の音で、、
①コードトーンの間にある音
②前の音と全音以上はなれている音

♭9th・#9th・♭13thがこの条件を満たすようなコードは、ダイアトニックコードの中にはありません。

(前回の記事に一覧表でまとめてますので、確認してみて下さい。)

ないならつくってしまえ


じゃあ、ダイアトニックコードで使えないなら、使えるコードをつくってしまおう!

ということで、♭9th・#9th・♭13thがテンションとして使えるコードを考えてみます。

テンションの条件で、前のコードトーンと全音離れている、というのがありました。

例えば、♭13thをテンションにできるコードは、その前のコードトーンが全音離れた音であるはずです。

♭13thの全音下の音は、増4度=#11thです。
これもテンション音ですね。
ということは、#11thも前の音と全音離れてるはず。

全音下の音は、長3度です。
いままで出てきた音をルートから低い順に並べると、

R→M3→♯11th→♭13th

となります。
あとは、通常の4和音に入れられる7度の音、m7かM7が入れられそうです。

どちらでも良さそうですが、M7だと♭13thの音から1.5音(半音3つ分)も離れてしまうので、響き的に微妙かもしれません。

といったわけで、m7を入れることにすると、

R→M3→♯11th→♭13th→m7

という並びになります。これはコード表記で表すと、(ルートがCの場合)

C7(♯11・♭13)

ということになります。
コード表記では、テンション音はカッコに入れて後ろにくっつけます。

(コード表記の基本についてはこちらの記事をどうぞ。)

5度が入っていませんが、♭13thを使えるようにする場合は、テンションの条件を満たすために、どうしても5度を使えません。

なので、5度は使わず(省略して)代わりに♯11thと♭13thふたつのテンションの連続、となります。

テンションの法則(例外)


同じように、♯9thを考えます。
♯9thの全音下の音は♭9thです。これも2つのテンション連続になりそうです。

♭9thの全音下は、、とここで問題発生。
♭9thの半音下にルートがあるので、♭9thはどーしてもテンション音の条件を満たせません。

じゃあ使えないのか、というとそんなことはないんです。
テンションの法則には例外があります。それは、

・ドミナントセブンスコードの場合は♭9thをテンションとして使ってOK!

というものです。
何だか反則技のような気がしますが、いちおそういうことになってます笑

ちなみにドミナントセブンスコードとは、R→M3→P5→m7の4和音のことです。

この例外ができた根拠はいちおあるんですが、とっても深〜〜〜〜い話になるので、ここでは説明しきれません。

簡単なヒントとしては、ドミナントセブンスコードがドミナントのファンクションを持つということ。

不安定な機能を持つコードなので、テンションがルートと半音でぶつかっていても、まぁOKだよね。逆にそれがかっこいいよね。といった感じです。
(ファンクションについてはこちらの記事で詳しく書いてます。)

実際に鍵盤で、ドミナントセブンスコードに♭9thの音を追加して鳴らしてみてください。

けっこう際どい響きですよね。使い方どころによって効果の良し悪しがくっきり分かれるようなコードになります。

まぁいずれにせよ、とりあえず今回は上で書いた例外をまるまる覚えておきましょう。

で、♭9thが使えるということは、全音離れた♯9thも自動的に使えることになります。

なので♭9th・♯9thをテンションで使う場合、コード表記はこんな感じになります。(ルートがCの場合)

C7(♭9・♯9)

ドミナントセブンスコードとテンション


♭13thのときも、♭9と♯9のときも結果的にできたコードはどちらもドミナントセブンスコードでした。

これは、ドミナントセブンスコードはテンションの選択肢がめっちゃある!ということです。

ダイアトニックコードの中にもドミナントセブンスコードがあり(Ⅴ7ですね。)、こちらにも使えるテンションがありました。

ドミナントセブンスコードで使えるテンションをまとめると、

♭9th・9th・♯9th・♯11th・♭13th・13th

と、ほぼ全てのテンションが使えることがわかります。

ただし、半音でぶつかる関係上、

・9thと♭9th(または♯9th)は一緒につかえない
・コードトーンのP5が鳴っているときは♭13thは使えない
・♭13thと13thは一緒に使えない

などの制限があります。

ここぞというときドミナントセブンス



といったわけで、かなりマニアックになりましたが、テンションについてまとめました。

ドミナントセブンスコードって面白いコードですよね。
ここぞというときに使ってみてください。

参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。



関連記事

  1. 【初心者向け】曲作りに役立つ音楽理論:その⑤

  2. 無調系和音のテクニックでコード進行のマンネリを解決しよう④コンティギュアス・パターン

  3. コード進行もハモリもリッチにしてくれるUSTのテクニック①

  4. ホールトーンスケールは作曲のスパイスになる

  5. オシャレなコード進行をつくるための2つのテクニック

  6. 【初心者向け】鼻歌で作った曲に和音をつける方法

  7. 【作曲に使える】コード進行を考えるための基礎知識と定番進行6パターンをヒット曲とともにご紹介

  8. サスコードで浮遊感のある曲を作ってみよう

【公式LINE限定プレゼント!】

管理人SRM.のプロフィール

シンガーソングライター/音楽活動歴約15年

メジャーレーベル歌手のレコーディング参加や大人気太鼓系ゲームへの楽曲提供あり。

作曲テクニックや音楽理論、音楽活動の悩みを楽にするテクニックについて発信しています。

  YouTube.

詳しいプロフィールはこちら

SRM.の音楽活動についてはこちら!

人気記事

PAGE TOP