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ブルースを作曲に活かす方法②

前回の記事では、ブルースの基本的な特徴について書きました。

(前回までの記事はこちら。)


今回は、ブルースの特徴を自分のオリジナル曲にどうやって活かすのか、についた書きたいと思います。

奇数という発想


一般的なポップスの曲は、ワンフレーズが8小節や16小節のものがほとんどだと思います。

これを12小節でつくってみると違った雰囲気になります。
単に小節数を変えるだけですが、生まれてくる曲は今までとは違った印象になると思います。

なぜ小節数を変えるだけで曲が変わるのでしょうか。

今までの曲をつくる際の考え方では、4小節×2=8小節または4小節×3=16小節という感覚が頭の中に無意識にあります。

それにフィットするようにメロディやコード進行を考えていると思います。

12小節の場合、4小節×3です。
4小節が奇数あるという小節数は感覚の中にあまりないので、12小節にフィットさせるには今までにないアイデアを考えざるを得なくなります。

これが違った印象の曲になるきっかけとなります。

ファンクションモーメント


12小節で曲を考えるときのヒントは、ファンクションモーメントとという考え方です。

前回の記事で書いたとおり、ブルースの12小節の中の各4小節は、ダイアトニックコードのファンクションのような機能をもっています。

(ダイアトニックコードのファンクションについてはこちら。)


最初の4小節:トニック
次の4小節:サブドミナント
最後の4小節:ドミナント

ブルースの場合、コードごとにファンクションがあるのでなく、4小節ごとにファンクションがあるので、それぞれの4小節をそのファンクションのモーメント、と呼びます。

例えば、「最初の4小節はトニックモーメントで、その次の小節からサブドミナントモーメントに入ったね」みたいな感じ。

オリジナル曲を12小節で考えるときは、この各モーメントを意識してみると上手くまとまると思います。

コード進行で言えば、トニックモーメントはトニックの機能を持つダイアトニックコードを配置し、サブドミナントモーメントでは、サブドミナントの機能のコードを中心に使う、というようなアイデアがあると思います。

通常はだいたい1小節ごとくらいにファンクションの切り替えを意識しますが、この場合は4小節ごとに切り替わるカタチになるので、曲全体を大きくとらえた曲づくりができると思います。

ブルースが与えてくれる曲づくのアイデア


小節数をいじるだけで新たな視点やアイデアのきっかけになります。

しかし、ただ小節数を変えるだけでなく、ファンクションモーメントを意識して曲の展開を聴き手に伝わりやすく工夫しましょう。

ブルースの特徴から得られる曲づくのアイデアはまだまだたくさんありますが、今回も長くなってしまったので、続きは「その③」で書きたいと思います。

以上、参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。


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