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ミュージシャンがマネタイズする方法を考える②

前回の記事では、オンラインでのミュージシャンの収益化方法を考えてみました。

今回は、この先ミュージシャンのマネタイズはどのようになっていくのか、こんなふうになったらいいんじゃない?という考えを書いてみたいと思います。

【マネタイズについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。】

アーティストストック


未来のミュージシャンのマネタイズで、あったらいいなと考えているのは、アーティストストックです。

これは私の造語なんですが、ストックとは株式のこと。
ミュージシャン一人一人がそれぞれ株式を発行して、応援したい人がそれを買う。

ミュージシャンはその資金をもとに活動して、ストーリーミングサービスの再生回数やライブ配信の視聴者数などの数字が上がると、それとともにそのミュージシャンの株価も上昇する。というようなイメージです。

株価が上がれば、株を買った人にもメリットですし、規模が大きくなれば売買の対象になって、今の投資信託や暗号資産のように、資産の一つとして世の中に定着するかもしれません。

この仕組みのためには、どんな数字がアップすると株価が上がるのか、それを客観的に評価する機関が必要かもしれません。

売買規模が大きくなれば、需要と供給のバランスで価格が決まってくると思うので、今の株式市場と同じように自走してくれると思います。

何より、ミュージシャンは株価の発行で、音楽活動を活発化することに集中できるので、マネタイズに関してあれこれ考えなくて済むようになるのがいいことだと思います。

NFT


NFT(Non-Fungible Token)とは、非代替性トークンと呼ばれるもので、めちゃくちゃ簡単にいうと、デジタルデータに証明書を付けられる技術、みたいなものです。

例えば、有名シンガーがストリーミングサービスでニューアルバムを発表するとします。

このとき同時に、そのアルバムデータの所有権も一緒に販売します。
ある熱心なファン(仮にAさんとしましょう。)がお金を出してその所有権を買ったとします。

そうすると、アルバムの曲を聴くこと自体は、ストリーミングサービスに入っている人なら誰でもできますが、同時にそのアルバムの所有者はAさんですよ、ということが常に証明された状態になります。

この所有者の証明を可能にするのが、NFTという技術です。
ブロックチェーンの技術を用いて、デジタルデータ上に改ざんできない証明をすることが可能なんだそうです。

NFTとは何かをマンガでもわかりやすく解説、なぜデジタルデータに数億円の価値が付くのか?ブロックチェーン技術を活用することで、コピーが容易なデジタルデータに対し、唯一無二な資産的価値を付与し、新たな売買市場を生www.sbbit.jp

Aさんは、自分が大好きで、みんなにも聴かれているあのシンガーのアルバムは自分が所有者なんだ、ということに価値を感じられますし、シンガーはその価値を売ることでマネタイズしている、ということになります。

絵画で例えると、例えばバンクシーの絵を買った人はその所有者になることで満足しますが、その絵自体は美術館に飾られていて、入場すれば誰でも観れる。

絵とともに掲示される解説には、所有者「〇〇さん」と常に表示されている状態。みたいな感じでしょうか。

実はこれはすでに実用化されていますが、これからメジャーなミュージシャンだけでなく様々なミュージシャンが活用できるようになればいいな、と考えています。

アートライフスタイルコンサル


近年、アート思考の重要性が注目されています。

これまでの社会は、どれだけ合理的に物事を処理し生産性を高めていくか、が重要視されてきました。仕事が早くて正確な奴が1番偉い、という価値観です。

しかし、モノが溢れかえり価値観も多様化したこれからの社会は、生活に必須でないものや、人と違うもの、今まで存在しなかった新しいものを作り出す能力などが、より重要視されてきます。

そのための思考こそがアート思考です。

このアート思考はミュージシャンが曲を作る際に日常的にやっていることです。
身の回りの出来事や、自分の心の中から湧き上がったものを捉えて、今まで存在しなかった新しいものを創造していく。

まさにアーティストの得意技術と言っていいかもしれません。

これをアートに馴染みのない人にコンサルとしてレクチャーするのが、アートライフスタイルコンサルです。(これも私の造語です。)

普段の生活の中で、どうなふうにアートを感じれば良いか、どんな行動がアートな創造につながるかなどをレクチャーしてその対価をもらいます。

これは楽曲制作やライブというアーティストのコアな活動とはちょっとずれたマネタイズですが、サイドのチャネルとして有効だと思います。

それ以上に、これをすることによって、自分の制作のための発想力の強化や新たなアイデアのきっかになる活動だと思います。

情報収集し続けよう


といったわけで今回は、将来こんなマネタイズチャネルができるのでは、という予測のような妄想のような笑、ものを書いてみました。

変化が激しい世の中なので、この先どうなるかわかりませんが、常に情報収集を怠らず希望を持って音楽に取り組んでいきたいと考えています。

あなたの活動の参考になるものが少しでもあれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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