曲づくりに行きづまったり、楽器の演奏でなかなかうまくいかないフレーズがあったり、音楽にはいろんな悩みがありますよね。
なんて自分には才能がないんだ、、なんて自分は音楽に向いていないんだ、、
そんなふうに絶望したことってありませんか。
そんなスランプから抜け出すには、自分を凡人だと認めるといいですよ、というお話です。
絶望の原因は勘違い
そもそも音楽で絶望するのは、自分についての勘違いが原因です。
・自分が頭の中で思い描いた音を完全に再現できる。
・素晴らしいアイデアをカタチにして世に出すことができる。
こんなふうに期待して音楽活動を始めますが、思い通りに行くことは当たり前ですがほとんどありません。
思い描いた音を思った通りに完璧に表現できるなら、それは天才です。
天才は(少なくとも私たち凡人と同じレベルでは、)音楽について悩む事はないはずです。
天才でない私たちは、自分に期待しすぎているので、期待通りにできない自分に絶望します。
凡人だから人と比べない
そんな絶望を少しでも減らし、音楽活動が停滞してしまうことを避けるには、自分が凡人であるという意識を常に持つことが大切だと思います。
自分が凡人だと認めていれば、自分の音楽の実力に謙虚になれます。
身近な人やSNSに自分よりすごい音楽をやっている人を見つけても、へこんだりしません。
自分は凡人なのでまだまだだな、世の中にはすごい人がいるな、もっと頑張ろう。
と素直に思うことができます。
そして、人と比べて無駄な時間を過ごさずに、自分の活動に集中することができます。
凡人だから勉強する
自分は凡人でまだまだ未熟なんだ、と素直に認めていれば、凡人から少しでも抜け出すために素直に勉強できるようになります。
・自分には人と違う才能があるはずだから音楽理論なんて必要ない、、
・自分は魅力のある声を持っているはずだからボイストレーニングは受けなくていい、、
・自分は唯一無二の個性があるから他のジャンルの音楽は聴きたくない、、
自分を凡人だと認められないと、変なこだわりで勉強することから逃げ、せっかくの成長の機会を逃してしまいます。
凡人は黙ってしっかり勉強しましょう。
凡人だからあきらめがつく
曲づくりや演奏に全力で取り組んで、一生懸命にやり切っても思うような結果が出ない事はよくあります。
そんなとき自分に期待しすぎている人は、どうして上手くいかなかったのか、とできなかった自分を責めます。
自分を責めるのは素直な反省や振り返りと違って、ただただメンタルに悪影響なだけです。
失敗したときに必要なのは、叱責ではなく改善点を探して、次に上手くいくための対策を考える事です。
自分が凡人だと認めていれば、失敗については「しょうがないよね〜、凡人だもん」とすぐ諦めることができます。
自分を責める気持ちからすぐに距離を置き、次回への改善点を探すことに頭を切り替えられます。
まとめ
・自分の音楽の才能に絶望したときは、自分は凡人だと認めることが役に立ちます。
・そもそも音楽で絶望する原因は、自分の才能に期待しすぎなことです。
・自分を凡人だと認めると、人と比べて無駄な時間を過ごさなくて済みます。
・自分を凡人だと認めると、自分の未熟さを認めて素直に勉強できるので成長につながります。
・自分を凡人だと認めると、失敗したときもすぐに諦めがつき、次に向けての改善点を探すことに頭を切り替えることができます。
私も自分の曲づくりがうまくいかず、こんなはずじゃないのに!!とイラついたときは、
「自分は凡人なんだからこれが当たり前だよ、凡人なりにどう努力すればもっと良くなるか考えよう」
と言い聞かせるようにしています。
今回は自戒もこめて、自分を凡人と認めることの効果について書いてみました。
参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。