音の名前を表すときに1番有名なのは、ドレミファソラシドだと思います。
けど音楽をやっていると、Cの音が何だとか、変ホ長調がどうしたとか、いろんな言い方があって訳わかんない!という事があると思います。
ここでは、たくさんある音の呼び方についてまとめてみたいと思います。
カタカナ表記
1番よく聞く、ドレミファソラシドの表記です。
鍵盤でいうとこんな感じですね。
黒鍵の部分は、#(シャープ)と♭(フラット)をつけて表します。
黒鍵とは、左側の音が半音上がった音。または、右側の音が半音下がった音。
2つの名前を持っています。
実際に鳴る音の高さはどちらも同じです。
半音上がった方が#、半音下がった方が♭です。
アルファベット表記
ドレミファソラシドをアルファベットに置き換えて表記する事があります。
海外ではこちらが主に使われ、日本でも音楽の現場ではこちらの表記を使う事が多いです。
さらに、ポピュラーミュージックにおいては、コード(和音)の名前をアルファベットをもとにした表し方で表記します。
なのでこちらの音名に慣れておく方が、いろんな現場でコミュニケーションがスムーズにとれると思います。
こちらも、黒鍵の部分は#と♭をつけて表します。
日本語表記
日本独自の表記です。
いろはにほへと〜の50音の歌を使って表します。
この表記はクラシックなどでよく使われますが、ポピュラーミュージックではほとんど見かけません。
しかし、いろいろな音楽人とコミュニケーションをとれることは、自分の音楽の幅を広げるのにとても重要です。
なので、この表記も覚えておいた方がいいと思います。
この表記は、黒鍵部分を嬰と変をつけて表します。
嬰が#、変が♭と同じ意味ですね。
シラブル
ところで黒鍵部分の#とか♭がつく音って、言うときに長くなってめんどくさくないですか?
特に音名でメロディを歌わなきゃいけないときに音が短いと入りきりません。
そんなときに便利なのがシラブルです。
カタカナ表記のドレミファソラシドをもとにして、#や♭の音も1文字で表せるようにしたものです。
これはそれぞれの音名を、#のときは子音を(i)に、♭のときは子音を(e)にしたものです。
文書だとややこしいですが、見てみると分かりやすいと思います。
注意が必要なのは、シラブルは最初アメリカでできたので、LとRが別の発音として考えられています。
例えば、レはReですがラ♭はLeです。
日本語の発音だと2つとも同じですが、シラブルでは英語表記にならって別の音として区別します。
(上の表が英語表記なのはそのためです。)
もう一つ、レ♭はすでにレの時点で子音が(e)なので、例外として子音を(a)に変えて表します。
これはもう例外として覚えるしかないです笑
少しづつ慣れていきましょう。
まとめ
最後にそれぞれの表記をまとめた表を載せておきます。
まずは覚えやすいものから使ってみてください。
最終的にシラブルで考えられるようになると、いろいろな場面で便利だと思います。
以上、参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。