ボーカルが入った曲を書くときに不可欠なのが歌詞。
歌詞は言葉でできていて、言葉は普段の生活で普通に使っているはずなのに、いざ歌詞を書こう!となると、これがなかなか難しかったりしますよね。
今回は、どうしても歌詞のアイデアが出ない!となってしまったときに、とりあえず最後まで書ききるための思考法を書いてみたいと思います。
(かなり裏技的な感じなので、何も思いつかないときの緊急手段的な感じでご利用ください笑)
キラーワードを決める
曲をつくっていると言うことは、歌詞は思い浮かばなくても、その曲で言いたいこと、曲のテーマみたいなものはあると思います。それを一言でまとめましょう。
本当に一言でいいです。恋愛がテーマだったら、「愛してる」とか「会いたい」とか「Loving you」とか。
シンプルにわかりやすく。
日本語で陳腐な表現でも英語にしちゃえば何となくカッコいい、と言うこともあり得ます笑
キラーワードonlyで!
サビの歌詞は思い切って、上で考えたキラーワード一言のみにしてしまいましょう!
サビのメロディの間ずっと、キラーワードを繰り返します。
例えば「Loving you」ならそれだけを歌い、あとは何も足さない。
字数が合わないところがあれば「uh〜」とか「Yes,」など意味を持たない言葉で調整すればOK。
5W1Hを書き出す
サビができたので、AメロやBメロを考えます。
キラーワードを言うときのシチュエーションを考えてみましょう。
5W1Hで書き出すと思いつきやすいです。
誰が、どこで、いつ、何を、どんなふうに、したときにキラーワードを言ったのか、と言うストーリーを箇条書きでいいので書いてみましょう。
さっきの「Loving you」の例なら、
「ある男が、海辺で、プロポーズの時、指輪をかかげながら、砂浜にひざまづいて彼女に」、「Loving you」と言った。
みたいな感じ。
体言止めが便利
書き出した5W1Hの中に出てきた単語でいくつかピックアップして、物語がつながるように並べます。場合によっては説明の言葉を足してもOK。
例えば、「静かな海辺、弱気な僕、砂につけた膝、君への指輪」みたいな感じでしょうか。
ポイントは体言止めです。体言止めとは、「〜だった」とか「〜している」とか言わずに、一言一言を名詞で終わらせること。
言葉にリズムが出るし、語りすぎないところが詩的でいい感じの雰囲気になります。
メロディによってはこれでAメロ・Bメロまでいけると思います。
感情を付け足す
もし足りなければ、その場面での感情を付け足しましょう。
先ほどの例でいくと例えば、「とても勇気がいるけれど、君に伝えたい思いがある、この先もずっと君といたい」とか云々、と言った感じです。
Aメロは体言止めで場面の説明、Bメロは内面・感情の描写にすると、セクションごとに対比ができて、曲が展開した感じが出せると思います。
そしてサビはキラーワードの繰り返し!といった感じで完成です。
骨格を先につくってしまおう
と、こんな感じで、いい意味で手っ取り早く書ける考え方を書いてみました。
この思考法で歌詞の骨格を考えて全体を書いてから、細部をブラッシュアップする、といった感じで使ってみてもいいかもしれません。
骨格ができてしまえば、言葉選びに専念でき、自分の歌詞らしさを表現することに注力できると思います。
あと、、例で出した言葉はあくまでわかりやすいように考えた言葉なので、皆さんはもっと洗練された表現を考えてみてくださいね笑
といったわけで、参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。