【初心者向け】鼻歌で作った曲に和音をつける方法

メロディが思い浮かんで鼻歌で歌えるんだけど、和音をどーやってつけたらいいかわからない。

という方向けに、どんな手順でやったらいいかを書いてみます。

リズム→ベース音→3度の音、
の順にやると最後まで和音がつけられると思います。

メロディのリズムを確認しよう



ここでいうリズムとは、そのメロディが何拍子のメロディなのか、ということです。

確認するには、手拍子しながら歌えばOKです。
手拍子を2パターン試してみて下さい。

①:強・弱・弱・弱、の繰り返し
②:強・弱・弱、の繰り返し

つまり、1回強く叩いた後に3回弱く叩くのを繰り返すか、1回強く叩いた後に2回弱く叩くのを繰り返すか、です。

どっちがしっくりきますか?
①なら4拍子、②なら3拍子です。
だいたいどっちかがしっくりくると思います。

和音にもリズムがあるので、拍子を決めることはとても重要です。
ここが確定しないで先に進むと、ぐちゃぐちゃになって1からやり直し!になります。

ベース音を先に決めよう


最初から、複数の音を鳴らしながら和音をつけるのは結構ハードル高いです。みんなやりがちですが。

まずはメロディに対して単音を鳴らしてみて、フィットするかを考える方が、結果的に早くできます。

で、何の音を鳴らしてみるかというと、ルート音=和音の中で1番低い音です。
ルート音は和音の性質をもっとも決定付ける音なので、まずこの音から始めます。

メロディを歌いながら好きな音を鳴らして、いいと思う音を選んでいくんですが、それだけだと、どの音鳴らせばいいかわかんないよ!って感じですよね。

そんなときは、まずメロディに使われている音を1つづつ試してみて下さい。
たぶん、メロディには5〜7音くらいしか使われてないと思います。

メロディを歌いながら、メロディの中に出てくる音を2オクターブくらい低い音で鳴らしてみて下さい。

鳴らす長さは1小節。
さっき手拍子した①:強・弱・弱・弱(または②:強・弱・弱)1回分の長さです。
ずっと伸ばしっぱなしのほうがわかりやすいです。

1小節づつ試してみて、頭の中のイメージと一番合う音を選んでいきます。

長短を決めよう


ルート音が全て選び終わったら、3度の音を載せましょう。
ルートと3度だけでも立派な和音になります。

3度の音とは、ルート音から半音4つ、または3つ上の音。
半音4つ上の音を長3度。半音3つ上の音を短3度といいます。

それぞれのルートに対して、長3度と短3度の音を両方試してみて、イメージに合う方を選んでいって下さい。

選ぶ基準は自分の想い描いた曲の雰囲気と合っているかどうか。
それと、メロディにフィットしていると思えるかどうか。
他の難しいことは一切考えなくてOKです。
自分の創造力と相談しながら選んでいきましょう。

3度が決まったら、5度を加えて和音完成です!
5度は簡単で、全てのルートに対して、半音7個上の音を追加するだけ。
これで立派なトライアド(3和音)のコード進行ができました。

もし5度に違和感を感じたら、5度の音だけを半音上か下にズラして聴いてみて下さい。フィットするものがみつかると思います。

横の流れを感じながら


最後に全体を通して、和音付きのメロディを聴いてみて下さい。

和音は一度に鳴る音の響き方(縦の響き)に注目しがちですが、実は次の和音にどんな風につながっていくか(横の響き)がとっても大事です。

和音のつながりに何かひっかかりを感じたら、和音もう一度選び直してみましょう。

このブラッシュアップ作業があなたの曲をよりよいものに磨き上げてくれますよ。
ここが和音付けの1番の醍醐味のところ。楽しんで下さい!

と言ったわけで、和音をつける簡単な手順をご紹介しました。
3度とか5度とか、よくわからんという方は以下の記事で基本知識を解説してるのでご覧下さい。

最後まで読んでいただきありがとうございました。



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