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- 音楽理論って独学でも身につくの?
- 何を使ってどう進めたらいいか不安
こんなふうに感じたことがある方に向けて、この記事では、
- 音楽理論は独学でどこまで学べるのか?
- 初心者におすすめの勉強法とは?
- 独学にかかる時間や費用の目安は?
- ありがちな失敗とその回避法は?
など、「音楽理論を独学で学ぶ上で知っておきたいこと」をまるごと解説します。
筆者自身も、長年の独学とスクールでの学びを経て、理論の本質的な理解や作曲スキルを身につけてきました。
実体験からわかった「つまずきやすいポイント」や「効率のいい学び方」も交えてお伝えします。
独学で音楽理論を学びたい初心者の方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
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SRM.(エスアールエム)
シンガーソングライター/作曲・音楽活動コンサルタント:音楽活動歴15年以上
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音楽理論の基礎なら、独学でも十分に習得できます。
書籍や解説サイトなどを活用すれば、「音の名前」「スケール」「コード」などの基礎的な理論は、初心者でもしっかり理解できます。
今の時代は情報も豊富で、書店やネット上には初心者向けの教材や記事がたくさんあります。
たとえば、英語学習にたとえるとわかりやすいかもしれません。
英語では基本的な文法や単語などの読み書きのルールは、本やネットなどの情報を学べば十分理解することができます。
音楽理論もそれと同じように、書籍やネットの情報などで基本的なルールや仕組みを理解することは可能です。
ただし、独学では難しい部分もあります。
応用的な理論や、実際の作曲にどう活かすかといった部分は、どうしても一人では限界が出やすいです。
次のセクションでは、独学でつまずきやすい「難しい分野」について詳しく解説します。
独学では難しい音楽理論とは?

独学で難しいのは発展と実践の部分です。
分類 | 内容 | 独学の難易度 | 解説 |
---|---|---|---|
できる | 音の名前・五線譜の読み書き | ★☆☆(かんたん) | 書籍や解説サイトで十分に学べる |
インターバル、スケール、コードの基本 | ★★☆(やや易しい) | ダイアトニックや基本コード進行など | |
音楽理論の用語・基礎概念の理解 | ★★☆(やや易しい) | 書籍・動画・ブログなどで情報が豊富 | |
難しい | 発展的な理論 (モード・ノンファンクショナルなど) |
★★★(難しい) | 情報が少なく体系的な理解が難しい |
実際の作曲への応用・フィードバック | ★★★(難しい) | 独学では客観的な判断や添削が難しい |
発展的な音楽理論は情報が少ない
音楽理論の中でも、「モード理論」や「ノンファンクショナルミュージック」などの発展的な内容は、独学では学びづらい分野です。
これらはジャズや映画音楽、現代音楽などで使われる高度な手法で、国内で体系的に学べる教材は限られています。
ネットで調べても情報は非常に少なく、信頼できる書籍も多くはありません。
本格的に学ぶなら、海外の理論書を読むか、専門家に教わる必要があるのが実情です。
そもそも発展的な理論は、音楽理論の基礎を学んでいないと理解できません。
【ノンファンクショナルミュージックについてはこちらで解説しています】
・無調系和音のテクニックでコード進行のマンネリを解決しよう①無調とは
ただし、こうした理論は一部のジャンルを除けば必須ではありません。
基礎的なポップスやロックなどの作曲であれば、基礎的な音楽理論だけでも十分に対応可能です。
作曲への応用=実践は独学に不向き
もう一つ独学でつまずきやすいのが、理論を実際の作曲にどう使うかという「応用(実践)」の部分です。
音楽理論はあくまで「考え方」や「使えるルール」を教えてくれるだけで、それをどんな場面でどう使えば良い曲になるかは、試行錯誤の積み重ねでしか見えてきません。
- 自分の曲に理論を当てはめてみる
- 聴いてもらってフィードバックをもらう
- 修正・改善を重ねてブラッシュアップする
このサイクルがあってこそ、理論が「実践的なスキル」として身についていきます。
これは英語でいう「スピーキング」や「ライティング」のようなものです。
文法や単語を知っていても、話せる・書けるようになるには人とのやりとりを通じた経験が不可欠です。
音楽でも同様に、他人の目線でのフィードバックやアドバイスがあることで、一人では気づけない部分を補い、より良い曲作りにつなげることができます。
「実践」を学ぶなら教わる価値あり
この「応用力」や「実践力」を高めるには、独学よりもコーチングや添削、環境の力を借りるのが効果的です。
誰かに学ぶことで、自分だけでは得られない視点や方法が手に入り、結果的に作曲全体のレベルアップにつながることが多くあります。
発展理論と実践的応用、どちらも一段上の音楽を目指すなら、独学だけでは難しい場面があることを知っておくと安心です。
【作曲を習得するプロセスについてはこちらで詳しく解説してます】
【作曲のやり方がわかる!】4アイテム+1習得講座
初心者が独学で学ぶべき音楽理論の内容

独学で学べる基礎的な音楽理論は、以下のような内容です。
音の表記
基本的な音の表記の仕方です。
具体的には、音名の種類、鍵盤上での位置、五線譜での表し方などがあります。
【音の表記については、こちらの記事を参考にしてください】
・ドレミファソラシド以外の音の呼び方をまとめます!
インターバル
インターバルとは、ある音とある音がどれだけの音程離れているかを表す方法のことで、度数で表されます。 (短3度など)
インターバルは、音楽理論の基礎になる最も重要な概念です。
具体的な内容としては、インターバルの種類と表記方法、 度数・記号・半音数の違い、五線譜上でのインターバル表記などがあります。
【インターバルについては、こちらの記事を参考にしてください】
・【初心者向け】曲作りに役立つ音楽理論:その⑤
コード
コードとは複数の音を同時に鳴らして得られる響きのことで、通常アルファベットと数字で表されます。(CM7など)
具体的な学習内容としては、コードの作り方、コードの表記方法、コード&テンションなどがあります。
【コードついては、こちらの記事を参考にしてください】
・【作曲に使える】コード進行を考えるための基礎知識と定番進行6パターンをヒット曲とともにご紹介
スケール
スケールとは、音階のことです。音をある規則性をもとに並べたものをスケールと言います。
音楽理論の基礎で重要なのは、ダイアトニックスケールです。
ダイアトニックスケールとは、いわゆる「ドレミファソラシド」という1番有名な音階のことです。
このスケールをもとに、ダイアトニックコード 、テンション&アボイドノート、 ダイアトニックコードの各スケールなどを学んでいきます。
【スケールについては、こちらの記事を参考にしてください】
・作曲に使えるコードを増やす14本のスケールたち:ダイアトニックスケール関係
音楽理論の独学:おすすめ勉強法【4選】

音楽理論を独学で学ぶとき、教材や勉強法の選び方はとても重要です。
ここでは、初心者にも取り組みやすく効果的な4つの学習方法をご紹介します。
解説サイト・ブログを活用
【無料・すぐ始められる】
一番手軽に始められるのが、ネット上にある解説サイトやブログ記事です。
検索すれば無料で読める音楽理論の情報が豊富にあり、「コードとは?」「スケールの種類は?」といったピンポイントの疑問もすぐに解決できます。
文章で整理された情報は、読み返しやすく、図や譜例が載っているものも多いため、初心者にもおすすめです。
もちろんこの「するめミュージック」でも、初心者向けの音楽理論や作曲に役立つ情報を多数発信しています。
興味があれば、他の記事もあわせてご覧ください。
・【作曲のやり方】初心者にも簡単な曲の作り方7ステップを解説!
・【作曲に使える】コード進行を考えるための基礎知識と定番進行6パターンをヒット曲とともにご紹介
・【初心者向け作詞のコツ!】やってはいけない失敗10選とその対処法
書籍でじっくり
【理解を深めたい人向け】
本を使った学習も、独学には非常に効果的です。
体系立てて学べるうえに、ネットよりも内容が深く、信頼性の高い情報に触れることができます。
ただし、いろんな本を読みすぎると情報がバラバラになって混乱しやすいので注意が必要です。
はじめは1~2冊、自分に合ったものをじっくり読み込むのがおすすめです。
「コード中心」「初心者向け」など、目的に合ったテーマの本を選びましょう。
・【作曲本まとめ】初心者にオススメの7冊をご紹介!選び方と読み方も解説
YouTubeで視覚的に
【動画で学びたい人に】
動画で学ぶのが好きな方には、YouTubeがおすすめです。
音を実際に聴きながら、画面上でコードやスケールの仕組みを視覚的に理解できるので、楽器の演奏や作曲にすぐつなげたい人にとっては特に有効です。
最近は初心者向けにやさしく解説してくれるチャンネルも増えており、「本や文章だとわかりづらい…」という人でも、気軽に学べる環境が整っています。
今後、「するめミュージック」でもYouTubeでの発信に力を入れていく予定です。
今のうちのチャンネル登録しておくと、動画がアップされた際に通知ですぐに観ることができるのでおすすめです。
LINEで無料で学ぶ
【迷わず進めたい人に】
- ・何から手をつければいいかわからない
- ・教材が多すぎて迷ってしまう
そんな方におすすめなのが、筆者が発信している「作曲初心者のための音楽理論LINE講座」です。

※【作曲のやり方がわかる!】4アイテム+1習得講座の特典として配信しています。
講座では、音の表記・インターバル・コード・スケールなど、音楽理論の基礎をすべて網羅し、1つの教材にまとめています。
スマホだけでさくっと学べる形になっているので、隙間時間など自分のペースで学ぶことが可能です。
また、学び忘れがないようLINEで定期的に通知が届き、モチベーションも自然と維持しやすい構成になっています。
初心者がつまずきやすいポイントをおさえた内容なので、「やる気はあるけど独学に自信がない…」という方にぴったりです。
全て無料で受け取れて、登録するとすぐに講座が届きます。
▼興味のある方はこちらから登録してみてください。
このように、自分の学習スタイルやレベルに合った方法を選ぶことで、音楽理論の独学はぐっと進めやすくなります。
独学にかかる費用と時間の目安

音楽理論の独学にかかる費用と時間について、大まかに以下のような感じです。
- お金:1万〜1万5千円
- 時間:16〜32時間
費用
音楽理論の独学に必要なものは以下のようなものです。
書籍
独学のメインになる教材です。多くて2~3冊で十分だと思います。
たくさんの本を読んでもあまり意味がないです。これと決めた1冊を集中して学習する方が効率的です。
カバーしきれない内容があるときのみ他の本を購入して勉強するのがいいと思います。
五線譜ノート
独学の際は音符を書きながら進めるとより理解が深まりまます。
ルーズリーフタイプにしておくと管理が楽です。
キーボード
音楽理論は実際に音を鳴らしながら学習しないと理解が進みません。
学習に使うだけであれば61鍵程度でOKです。
最低限正確なピッチが鳴ればいいので、そんなに高いものでなくて大丈夫です。
【おすすめキーボードの紹介はこちら記事で】
・【DTM作曲やめとけ!?】初心者によくある挫折理由3選と成功する5ステップを解説
それぞれの大体相場の値段を合計すると、
- 書籍2~3冊:3~4千円
- 五線譜ノート:数百円
- キーボード:1万円
合計1万5千円程度で学ぶことが可能です。
さらに、書籍はネットの情報や先ほど紹介したLINE講座に代えれば無料で学習できます。
結果、キーボードと五線譜の合計1万円程度で音楽理論は独学できることになります。
時間
独学に要する時間は、その人の現状の音楽理論の理解度によって様々です。
明確に時間を示すのは難しいですが、例として先ほどご紹介したLINE講座の学習見積もり時間をご紹介します。
メール講座は全8回の教材があります。
全くの初心者の方を想定すると、各講座を読んで理解するのに約1~2時間。
各回の内容を忘れないように、復習やノートにまとめるのにも約1時間~2時間。
8回分の講座回数を掛け合わせると、全体の時間は大体16~32時間ということになります。
あとは習得した内容を忘れないように、日々作曲をする中で実践していくことになります。
独学の失敗を避けるコツ~筆者の経験談から

最後に筆者が音楽理論を独学していたときに失敗したな~と感じたことをご紹介しておきたいと思います。
ちなみに筆者は音楽理論の独学も経験していますし、教育機関に通って学んでいたこともあります。
独学期間は約5年ほど、通学していた期間は合計で2年半ほどです。
独学していた時の失敗は、主に以下の3つです。
- バラバラに学んでいた
- 発展的な内容を知らなかった
- 応用方法を学ばなかった
バラバラに学んでいた
筆者は最初、本を購入して独学していました。
音楽理論の本といっても、コードに特化したものやメロディに特化したものなど様々なものがあります。
気になったものから本を購入して片っ端から学んでいたために、音楽理論全体の体系的な理解がなかなか進みませんでした。
結果、コードのことはよく知ってるけどスケールが何なのかよくわからない、というようなバランスの悪い知識が身に付いてしまっていました。
そして、独学に費やす時間も書籍を購入する費用もどんどんかさんでいきました。
その教訓から音楽理論を独学する際は、音楽理論全体を体系的に学べる教材を1つ選んで、集中して取り組むことをオススメしています。
発展的な内容を知らなかった
音楽理論の発展的な内容は、書籍やネットなどにはほとんど見当たりません。
音楽理論を独学していた頃は発展的な理論がどんなものかも、むしろその存在すらも知りませんでした。
のちに通学して学び始めてから、モード理論やノンファンクショナルミュージックの存在を知り、音楽の奥深さに改めて感動したものです。
発展的な理論なしでもポピュラーミュージックのジャンルなら作曲することは可能です。
しかし発展的な理論を使いこなせると、独自の個性や他のミュージシャンとの差別化に強力な武器になることがあります。
基礎的な内容をマスターしたらぜひ挑戦することをオススメします。
【参考として、発展的な理論に触れた記事をご紹介しておきます。】
・作曲に使えるコードを増やす14本のスケールたち:メロディクマイナー関係②
・コード進行もハモリもリッチにしてくれるUSTのテクニック②
・無調系和音のテクニックでコード進行のマンネリを解決しよう②コンスタント・ストラクチャー
応用方法を学ばなかった
いくら音楽理論の知識を学んでも、実際の作曲に活かせないと意味がありません。
独学をしていたときの筆者は、音楽理論の知識を溜め込むことにのめり込んで、実際の作曲への応用をしっかり考えていませんでした。
当然、学んでいるだけでは曲のクオリティアップにはつながらず、思い通りの曲が作れないことに悶々とする日々を長く過ごしてしましました。
その後、通学して音楽理論を学び始めることを決心し、発展と実践の方法を習得したことで作曲の幅や方法が大きく変化しました。
このブログではその時に勉強したことを自分なりに実践し、気づきを得た内容についてさまざまな記事でシェアしています。
興味があれば他の記事も参考にしてみてください。
まとめ
この記事では、音楽理論を独学するときに知っておくべきことをご紹介しました。
音楽理論を独学する際のポイントは、次の通りです。
- 基礎的な理論は独学で十分
- 発展的な理論と実践は独学では難しい
- 独学で学ぶとよい内容
:音の表記・インターバル・コード・スケール など - ネットの無料情報をうまく使う
- お金と時間の目安
:約1万〜1万5千円、約16〜32時間
また筆者が独学していた際の失敗談についても、以下の3点をご紹介しました。
- バラバラに学んでいた
- 発展的な内容を知らなかった
- 応用方法を学ばなかった
これから独学で音楽理論を学ぶことを考えている方は、是非参考にしてみてください。
下記の記事でも音楽理論の学習に関する内容を解説しています。是非ご覧ください。
オススメ記事
・音楽理論って必要なの?問題
・音楽のスキルアップに役立つ本7選【カテゴリー別に紹介】
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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