映画っていいですよね。
映像・演技・衣装そして音楽など、さまざまな表現がミックスされた素晴らしい芸術分野だと思います。
オリジナル曲をつくるうえでも、映画から得られるヒントがたくさんあるるので、いくつか書いてみたいと思います。
テーマを発想する
映画には魅力的な登場人物が現れて、悩んだり戦ったりしながら、わたしたちを物語の中へ没入させてくれます。
いわゆる感情移入しやすいキャラクターが映画に登場したら、曲のテーマを発想するチャンスです。
その人物がどんな感情の動きをたどるか、何を悟るか、どんな心象風景を観るのか、曲のテーマになりうる物語が、映画にはたくさん用意されています。
物語の観せ方を学ぶ
優れた映画監督は、その映画の物語を観客にどう体験させるかを綿密に計画しています。
映画の構成やカット割り、セリフを入れるか省くか、などなど。
登場人物の感情や物語の流れをセリフで説明する場合もあれば、全く違う映像のみで観客に想像させる場合もあります。
最初に犯人を明かしておいて、推理の道筋を観せるミステリーも楽しいし、逆に最後の最後にどんでん返しで犯人がわかる筋書きも興奮しますね。
さまざまな観せ方は、オリジナル曲の構成やアレンジのアイデアに活かすことができます。
もっとも表現したい内容をサビにもってくるのか、サビはAメロとBメロの後なのか、それともドアタマなのか、イントロは必要か、Cメロはどうか。
物語の観せ方を追いながら映画をみると、オリジナル曲の構成の仕方について、新しいアイデアが浮かんでくるかもしれません。
音楽自体を聴く
そしてもちろん映画の音楽自体からも学ぶことがたくさんあります。
ジョン・ウィリアムズやハンス・ジマーなど、有名な作曲家は、それはもうとんでもない作曲技術の持ち主たちです。
映画の音楽は映像とともに補い合って成立するものなので、あまり目立ち過ぎず、それてでいて耳に残る(または、あえて残さない)絶妙な曲がたくさんあります。
何を感じとるかは人それぞれですが、たまには映画音楽のサントラを聴いてみるのも面白いですよ。
幅を広げる
音楽以外の芸術分野からさまざまな影響を受けることは、いい音楽をつくる刺激になります。
映画に限らず、絵画や演劇・踊りなどいろんな芸術に触れて、創作の幅を広げるといいと思います。
最後に、私が最近観た映画でオススメを載せておきます。
めっちゃオシャレな映画なんですよね〜、なんだったら私の中でベストオブ映画とい言ってもいいくらい気に入ってます。
しかもこの映画、音楽がほとんどドラムだけ!
これもシビれました。
気になる方は是非観てみて下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。